■“グラフィックボード”ってなぁに?
サイトの右上には、ニコニコ市場の購入速報や、ページのアクセントとして『今日のひと言』的なメッセージを表示するスペースが存在していた。毎日更新されるこのスペースはそのまま『右上』と呼ばれ、ユーザーに親しまれていた。当初は標語のようなメッセージが大半だったが次第にキャラクター性を帯びるようになり、ユーザーに対しコメントを残すパターンも多かった。 http://twitter.com/nicovideojp 右上リスト
しかし2008年10月1日の「ニコニコ動画(秋)」開始とともに右上は広告欄となり、それにより右上のコメントは姿を消した(広告掲載が直接の原因ではなく、ページを開いた際に最初に見える『ファーストビュー』を重視した結果)。しかし、運営からの告知が行われる「ニコニコニュース」には「毎日沢山の一言案を書き込んでいただいていたので、場所を変えて再開する予定です」との「予告」がされていた。そして休止から20日後の2008年10月21日、広告欄を利用する形で右上が復活。同時に最近のコメントを閲覧できる特設ページ「最近の右上」が開始された。
その他
2007年11月26日のメンテナンス以降、ページ上部のアカウント表示部分に新たに気象情報(アカウントで設定された地域)が追加された。
サイト左上のアニメーションしているアイコンをクリックすると、定期的に変更される単語により、自動的に検索が行われる。ほとんどのアイコンは同じワードだが、「よていち」札に限り例外である。
コメント機能
ニコニコ動画の最大の特徴がこのコメント機能である。
コメント機能の特徴
コメントは動画再生中にコメントボタンを押すことで投稿順に記録され、投稿した時の再生位置から3秒間動画上に投稿が成功した直後から表示される。コメント投稿そのものに時間差があっても、動画内の時間軸においては常に書き込まれた時と同じタイミングで表示される(自分の投稿とそれ以前に書き込まれたコメントが並存する)ことになる。その結果、閲覧者はチャットや掲示板のような時系列とは異なる「実時間を超越した擬似的な時間共有」(運営側はこれを「非同期ライブ」と名づけている)を体感することが出来る。コメントに時間の概念を導入したことで、ニコニコ動画は従来の動画投稿には無い「利用者同士の一体感」を獲得することに成功している。
また、「コメントを表示しない」ボタンをチェックすることにより、すべてのコメントを非表示とすることも可能である。
その他にも、「マイメモリー」に動画を登録することでその時点のコメントを保存できる。保存したマイメモリーの閲覧時には、任意のコメントの表示・非表示を設定することも可能である。
γサービスまではコメントに投稿者の名前を付加することができたが、匿名掲示板のような感覚で気軽にコメントするユーザーが大半であったため、ハンドルネームを付加するユーザーはごくわずかであった。そのため、この名前欄は、「ニコニコ動画 (RC)」サービス開始と同時に廃止された。
コマンド機能
通常のコメントは右から
FX
へと流れていくだけで、文字色も白しかない。しかしコマンド機能を併用することですべての動画に対して文字色や文字の大きさ・表示方法などを数種類から選び、その動画の好きな位置に自由にコメントを行うことができる。コマンドはコメント入力欄の左側にあるボックスに入力(「big」「red」「ue」等)し、位置や色といった異なる属性同士であれば併用も可能。これを応用することで、コメントを利用して動画に字幕をつけることができる。また、コマンドと特殊文字(Unicode)などを複雑に組み合わせたイラストや巨大な文字はアスキーアート(AA)にちなみ「コメントアート」(CA)と呼ばれる。
保存件数
1つの動画につき、再生時間1分未満で100件、1分以上5分未満で250件、5分以上10分未満で500件、10分以上で1000件のコメントまでが表示されるように構成されており、それを超えた場合には古いコメントから順に表示されなくなる構造となっている。なお、コメントは表示されなくなったものも含めすべてサーバに保持されており、プレミアム会員(有料会員。詳細は後述)であればすべてを閲覧することが可能である。この場合、日時を指定することで、その時に表示されていたコメントを閲覧するという格好になるため同時に表示される件数自体は通常と変わらない。
コメントの表示件数は、当初は全件を表示していたが、2006年12月19日に250件に制限され、2007年1月5日に動画の長さで3段階に切り替わる現在の仕様に変更されている。
コメントの傾向
投稿されるコメント内容は、おしなべてインターネット掲示板「2ちゃんねる」、特にニュース速報(VIP)板に通じる特徴が見られ、VIP板が後記の「草」ゆえ「草板」と呼ばれるためニコニコ動画が「草動画」とも呼ばれる所以となっている。これは、ニコニコ動画のサービスを開始当初、2ちゃんねるの管理人である西村博之のブログで紹介されたことが利用者大幅増の要因となったことの影響を大きく受けている。もっともよく見られるコメントは、2ちゃんねる内でも広く使われている、笑いを意味する「w」(通称「草」あるいは「芝」)を笑いの度合いの数だけ並べたものである(例: 「wwwww」「ちょwww」など)。現在では、ニワンゴより公式的に用意された初心者向けの使い方解説動画の中で、「笑った箇所にはすすんで「w」をつけましょう」と公式的に案内されている[6]。
一方でコメントが定型句であったり古いネタを引きずっていることが多かったため同掲示板からのニコニコ動画であるから見るというようなユーザは減少、もしくは嫌悪のされる所以ともなった。
荒らし対策
また、ときにはコメントやタグを使って、
不動産
の内容に対する罵倒、他者に対する誹謗中傷や無意味な「荒らし」行為なども見られる。また、同一内容のコメントを同一時間に大量に投稿することで映像部分が見えなくなる場合がある(このコメントは一部では「弾幕」と称されている)。β版終了の原因となったトラフィック制限の関係上、現在はアカウント制であるが、動画へのコメント自体は匿名で自由に投稿することができる。管理者による削除も原則不可能なため、通常のサイトでの荒らしが起こりやすいデメリットもあると言われている。ただし、投稿者のIDは投稿されたコメントと同時に保存(当初はID番号がそのまま保存されていたが、2007年8月23日より暗号化されている)されているため、完全な匿名ではない(現在では、後述の「NG設定」に投稿者のIDを指定することで、特定ユーザーのコメントをすべて非表示にすることが可能となっている)。
このような弾幕、荒らしといった迷惑行為が発生する要因として動画の上にコメントを無制限に書き込めるシステムそのものに問題があるといえる。
しかしながらコメント削除の可能性がまったくないわけではない。2007年4月15日頃より、DoS攻撃など、なんらかの攻撃ツールを使った攻撃により、わずか三日ほどで動画再生回数が数百万・うちコメント数万数千(コメント数に対して異常に再生数が多い)という事態に見舞われたため、再生回数とコメントがリセットされた動画が存在する。このことから、サービスに影響を及ぼす過剰な荒らし行為に対してのコメントの削除(ないしは投稿動画ごとの削除)はありうる。 悪質なユーザーには「不適切なコメントを通報する」という機能が設けられており、特定のユーザーへの処分などを削除依頼板に要請すれば運営の手によってコメント機能を停止させることができる。この
外為
は荒らしばかりでなく「死ね」等といった誹謗中傷コメントや不適切なタグにも対応することができる。 また、同時期に、投稿時URLを用いるバグフィクスを突いた投稿動画の異常増殖・重複投稿事件が発生しているが、これらのような不正な行為を行うとアカウント削除の対象になると運営側は警告している。しかしながら、仮に対象のアカウントを削除したとしても、同一犯が別アカウントを作成・使用することが現時点では可能なため、上記の原因による運営側がそのユーザーに対しアクセス禁止処分をとった例は開設当初から一度もなく、対象の処罰の対象および処分等を明記した利用規約上にすら存在していないことも重大な欠陥であるという指摘も多い。
なお、タグを使っての荒らしは、その傾向上、コメント以上に対応が難しい。